宝石の洞窟
2006年7月31日先日プレビューされたこのカード。私は非常に強いカードだと思います。
このカードが正常に機能した場合の強さに関しては異論は無いでしょう。
故にこれが強いか否かはこれが正常に機能するか否かと同義になります。
このカードが基本土地に対して劣っている点は以下の通りです。
色マナに関してはどうしようもない事なので、これを入れる事で
著しく色事故率が上昇するようなデッキでは使用出来ないでしょう。
逆に言えば、他の土地をこれに差し替えてもさほど色事故率に影響の
出ない範囲内であれば、Aは無視して良いという事になります。
次にBですが、そもそもデッキに1枚だけ入れる分にはデメリットになりません。
そして、このカードは能力の一部として手札を1枚リムーブする事が
義務付けられています。なので、後攻時の初手に限って言えば2枚までなら
手札にあっても何ら問題が無いと言えるのです。
7枚カードを引いた時に4/60のカードを3枚以上引く確率は
1%以下ですので、初手に限って言えば伝説である事のデメリットは
ほぼ皆無と考えていいでしょう。
勿論その後の通常ドローで引いた場合にはたしかにそのまま
アドバンテージロスに直結しますが、初手に2枚来ても問題無いと言う事実は
思っている以上に有益です。
さて、これを入れるデッキと言うのはカード1枚分のアドバンテージよりも
1マナ分のテンポを優先するデッキだと言うのは理解出来ると思います。
必然的にデッキ全体の速度は速めに構築されている事になり、
ゲーム終了までにかかると想定すべきターンは精々10ターン程度でしょう。
(10ターン以内に相手を倒せない前提で組むビートダウンはありませんね)
少し計算をしてみましょう。
・17枚のカードを引いた時にこのカードを引く期待値
17*4/60=1.133333枚
・カードを7枚引いた時に、
1枚も引かない確率=61%
1枚引く確率=31%
2枚引く確率=7%
3枚引く確率=1%
4枚引く確率=0%(※概算)
(p=0.0666 n=7の二項分布)
■以下の条件で10ドローする。
・初手に宝石の洞窟が1枚もない場合
1枚も引かない確率=46%
1枚引く確率=37%
2枚引く確率=14%
3枚引く確率=3%
4枚引く確率=0%
(p=0.0754 n=10の二項分布)
・初手に1枚ある場合
2枚目を引かない確率=57%
2枚目を引く確率=34%
3枚目も引く確率=9%
4枚目も引く確率=0%
(p=0.0566 n=10の二項分布)
・初手に2枚ある場合
3枚目を引かない確率=68%
3枚目を引く確率=27%
4枚目も引く確率=5%
(p=0.0377 n=10の二項分布)
・初手に3枚ある場合
4枚目を引かない確率=86%
4枚目を引く確率=14%
(p=0.0166666 n=10の二項分布)
初手に1枚も無い状態での2枚以上ドロー、
初手に1〜2枚ある状態での追加ドローを無駄ドローと定義した場合、
この条件で無駄ドローが発生する確率は約35%となり、
平均すると1ゲームにつき1.13枚引く事になります。
(なお、先攻の場合は無駄になる確率が約42%になります)
4割の確率で無駄になるようでは4枚投入する事は躊躇われますが、
この確率は思っていたよりも少ない数字ではないでしょうか?
「どうせ無駄になるんだから使われない紙」と言う
認識は避けたほうがいいと私は思います。
投入枚数を変更しての計算は面倒なのでやりませんが、
二項分布を使えば簡単に確率計算する事が出来るので
ヒマな時にでも計算してみると面白いかもしれませんよ。
このカードが正常に機能した場合の強さに関しては異論は無いでしょう。
故にこれが強いか否かはこれが正常に機能するか否かと同義になります。
このカードが基本土地に対して劣っている点は以下の通りです。
A:通常の方法で場に出した場合、無色マナしか出ない
B:伝説のカードである
色マナに関してはどうしようもない事なので、これを入れる事で
著しく色事故率が上昇するようなデッキでは使用出来ないでしょう。
逆に言えば、他の土地をこれに差し替えてもさほど色事故率に影響の
出ない範囲内であれば、Aは無視して良いという事になります。
次にBですが、そもそもデッキに1枚だけ入れる分にはデメリットになりません。
そして、このカードは能力の一部として手札を1枚リムーブする事が
義務付けられています。なので、後攻時の初手に限って言えば2枚までなら
手札にあっても何ら問題が無いと言えるのです。
7枚カードを引いた時に4/60のカードを3枚以上引く確率は
1%以下ですので、初手に限って言えば伝説である事のデメリットは
ほぼ皆無と考えていいでしょう。
勿論その後の通常ドローで引いた場合にはたしかにそのまま
アドバンテージロスに直結しますが、初手に2枚来ても問題無いと言う事実は
思っている以上に有益です。
さて、これを入れるデッキと言うのはカード1枚分のアドバンテージよりも
1マナ分のテンポを優先するデッキだと言うのは理解出来ると思います。
必然的にデッキ全体の速度は速めに構築されている事になり、
ゲーム終了までにかかると想定すべきターンは精々10ターン程度でしょう。
(10ターン以内に相手を倒せない前提で組むビートダウンはありませんね)
少し計算をしてみましょう。
前提条件
デッキ枚数は60枚
デッキに含まれる宝石の洞窟の枚数は4枚
デッキは十分に無作為化されている
自分は後攻である
・17枚のカードを引いた時にこのカードを引く期待値
17*4/60=1.133333枚
・カードを7枚引いた時に、
1枚も引かない確率=61%
1枚引く確率=31%
2枚引く確率=7%
3枚引く確率=1%
4枚引く確率=0%(※概算)
(p=0.0666 n=7の二項分布)
■以下の条件で10ドローする。
・初手に宝石の洞窟が1枚もない場合
1枚も引かない確率=46%
1枚引く確率=37%
2枚引く確率=14%
3枚引く確率=3%
4枚引く確率=0%
(p=0.0754 n=10の二項分布)
・初手に1枚ある場合
2枚目を引かない確率=57%
2枚目を引く確率=34%
3枚目も引く確率=9%
4枚目も引く確率=0%
(p=0.0566 n=10の二項分布)
・初手に2枚ある場合
3枚目を引かない確率=68%
3枚目を引く確率=27%
4枚目も引く確率=5%
(p=0.0377 n=10の二項分布)
・初手に3枚ある場合
4枚目を引かない確率=86%
4枚目を引く確率=14%
(p=0.0166666 n=10の二項分布)
初手に1枚も無い状態での2枚以上ドロー、
初手に1〜2枚ある状態での追加ドローを無駄ドローと定義した場合、
この条件で無駄ドローが発生する確率は約35%となり、
平均すると1ゲームにつき1.13枚引く事になります。
(なお、先攻の場合は無駄になる確率が約42%になります)
4割の確率で無駄になるようでは4枚投入する事は躊躇われますが、
この確率は思っていたよりも少ない数字ではないでしょうか?
「どうせ無駄になるんだから使われない紙」と言う
認識は避けたほうがいいと私は思います。
投入枚数を変更しての計算は面倒なのでやりませんが、
二項分布を使えば簡単に確率計算する事が出来るので
ヒマな時にでも計算してみると面白いかもしれませんよ。