幸せの価値
2005年10月20日さだまさしの「遥かなるクリスマス」を聞いて、ふとそんな事を考えた。
(歌詞 ttp://protestsongs.michikusa.jp/xmas/harukanaru_christmas.htm)
(動画 http://eee.eplus.co.jp/MV/0409/022/)
去年の紅白でも歌われたので、知っている人もいるかと思う。
大儀無き戦争を繰り返す大人達と、それを知ろうとしない大人達へ
警鐘を鳴らせているこの曲は、平和な環境に甘んじて、凄惨な悲劇を
どこか遠い世界の話だと無意識に思い込んでいる私の心をえぐった。
この歌の中で特に印象的だったのが
「世界中を幸せにと願う君と
いえいっそ世界中が不幸ならと願う僕がいる」
と言うくだりだ。
このくだりには二つのメッセージが隠されている。
一つは世界中を幸せにする事が不可能である事。
世の諍いを引き起こすすべての原因は、人々が幸せを不均等だと
考えている事にあるが、幸せとは何かを定義できない以上、
すべての人間が幸せになる事は不可能だ。
もう一つは他人の幸せを嫉む、人間の卑しさだ。
悲しい事に人間は他人の幸せに不快感を覚える存在である。
「なぜあいつだけ」「なぜ俺だけ」と思った事はだれにでもあるだろう。
多くの人々は理性や道徳といったものでそれを押さえ込んでいるだけの話なのだ。
ある者にとっての幸せが他のある者にとっての不幸せを招き、
それが諍いを生み出すとするなら、幸せとは一体何なのだろう?
実に考えさせられる一節だ。
この歌に限らず、さだまさしの歌はそのメッセージ性において白眉だと思う。
幾千幾万と作られ消費されてゆく形だけの流行歌には無い、
真に問いかける歌が揃っている。
晩鐘、つゆのあとさき、奇跡、安曇野、たいせつなひと
この辺りを聞けば私がいわんとする事が分かるだろう。
(歌詞 ttp://protestsongs.michikusa.jp/xmas/harukanaru_christmas.htm)
(動画 http://eee.eplus.co.jp/MV/0409/022/)
去年の紅白でも歌われたので、知っている人もいるかと思う。
大儀無き戦争を繰り返す大人達と、それを知ろうとしない大人達へ
警鐘を鳴らせているこの曲は、平和な環境に甘んじて、凄惨な悲劇を
どこか遠い世界の話だと無意識に思い込んでいる私の心をえぐった。
この歌の中で特に印象的だったのが
「世界中を幸せにと願う君と
いえいっそ世界中が不幸ならと願う僕がいる」
と言うくだりだ。
このくだりには二つのメッセージが隠されている。
一つは世界中を幸せにする事が不可能である事。
世の諍いを引き起こすすべての原因は、人々が幸せを不均等だと
考えている事にあるが、幸せとは何かを定義できない以上、
すべての人間が幸せになる事は不可能だ。
もう一つは他人の幸せを嫉む、人間の卑しさだ。
悲しい事に人間は他人の幸せに不快感を覚える存在である。
「なぜあいつだけ」「なぜ俺だけ」と思った事はだれにでもあるだろう。
多くの人々は理性や道徳といったものでそれを押さえ込んでいるだけの話なのだ。
ある者にとっての幸せが他のある者にとっての不幸せを招き、
それが諍いを生み出すとするなら、幸せとは一体何なのだろう?
実に考えさせられる一節だ。
この歌に限らず、さだまさしの歌はそのメッセージ性において白眉だと思う。
幾千幾万と作られ消費されてゆく形だけの流行歌には無い、
真に問いかける歌が揃っている。
晩鐘、つゆのあとさき、奇跡、安曇野、たいせつなひと
この辺りを聞けば私がいわんとする事が分かるだろう。