甘え

2009年10月15日 TCG全般 コメント (7)
ごーじゃーの所で話題になってたので。


「○○は甘え」と言う言葉が最近レガシー界に浸透してきている。
かく言う俺もよく使う言葉なんだけど、使い方を間違えている人が多い気がする。


この言葉の元ネタはAC北斗の拳と言うゲームにおいて、KIと言うプレイヤーが「ガーキャンは甘え」と発言した事にある。
(少なくとも俺が使い始めたのはKIの発言から)

※追記
格ゲー界では普通に使われてる表現らしいです。

ガーキャンとはガードキャンセルの略称で、特殊なコマンドを入れる事でガード硬直をキャンセルして反撃出来ると言うものだ。
これは非常に動作の速い攻撃であるのに加え、攻撃側は攻撃する事に意識が集中しがちなので反応する事が非常に難しい。
ましてや相手のガーキャンに合わせてカウンター技を出してガーキャンを「狩る」なんて行動は、入れ込み(きっとこうなるだろうと予測して、予めコマンドを入力しておく)でもしない限りは常人に出来る様なもんじゃない。

ところがKIは変態なので、相手のガーキャンを見てからカウンター技を合わせる事が出来る。
普通ならば相手の攻めに対する対抗手段であるはずのガーキャンが、KI相手では対抗手段になり得ない訳だ。
それでも対戦相手はガーキャンを使ってしまう。
AC北斗は攻め手が非常に有利なゲームバランスなので、ガーキャンを使わないと中々相手の攻めから逃げられないと言うのもあるが、それ以上にKIクラスのプレイヤーは攻めの継続が半端じゃなく上手いのでガーキャン無しで攻めから抜け出すのが非常に難しく、ついつい「いくらKIでも百発百中でガーキャン狩り出来るはずがない。きっとここでガーキャンすれば通るはず!!」と言う都合の良い思考をしてしまう。そして狩られる。

つまり「甘える」とは「必ずしもその行動が最適では無いにも拘わらず、その行動が簡単かつ(通れば)効果的なので、ついつい使ってしまう」と言う妥協・逃げの事で、「ガーキャンは甘え」と言う発言は「練習が足りないのを技の性能で誤魔化そうとしてもダメ。勝ちたきゃもっと練習しろよ」と言う、一種の煽りな訳だ。

勿論KIも俺も本当に相手をけなす目的で発言している訳じゃない。
気の置けない仲間との「悪態の付き合い」をしているだけなんだけど、それでも発言の根本である「上の立場(上手い)の人間が、下の立場(下手)の人間を煽るための言葉である」と言う点は理解している。

だけどたまにこの根本的意味合いを間違えてしまう人がいる。
あるキャラクター、デッキ、カードにこてんぱんにやられたから「○○は甘えだ!」と言ってしまう人がいるが、それはただの負け惜しみだ。
「○○は甘え」と言うのはあくまで○○使いよりも強い人間が言うべき発言であって、○○使いよりも弱い人間が使ってしまうと非常にみっともない物になる。
(たまにこのみっともなさ、ダサさを演出するためにわざとこの使い方をする事があるが、それはまた別の話)


なので「タルモは甘え!」と言いたい人は、まず相手にタルモを出されても勝てるようになろう。
そうすれば誰に恥じる事もなく「タルモは甘え」と宣言する事が出来るぞ!!













・・・・まぁゆうてもANTは甘えなんでねwwwwwwwwwwwwwwww

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