タルモとRWMの八枚が鉄板だと前回書いたが、通常CTGには10枚前後のクリーチャーが入るため、まだ若干の余裕がある。
誘惑蒔きや三角エイの捕食者を採用するデッキも多いが、最近ではエルズペスがブームになっているようだ。
エルズペスの強さは今更言うまでもないが、相手のエルズペスと対消滅出来ると言う事もCTGにとってありがたい要素だ。

3.呪文
相殺、独楽、FOW、渦巻く知識、剣を鋤にを各四枚、合計20枚は確定パーツだと考えて良い。各カードの具体的解説は後編に譲るが、この20枚が入らないCTGはほぼ無いと考えて良いだろう。
この時点でデッキの内50枚が確定しており、残り10枚をどう組み合わせるかが個性の出し所になる。
とは言っても実際には追加のカウンターとしてスネアかデイズ、追加のドローとして思案の投入がほぼ確実なので、いじれるスロットは2~3枚程度しか無かったりするのだが。
デイズとスネアのどちらが良いかは長い間議論されてきたが、CTGがコントロールである以上、後半に弱く土地を戻してしまうデイズはデッキに合わないカードだと思う。
序盤に強いのは勿論の事、中盤以降も安定した強さを発揮するスネアを選ぶのが正しい選択肢だろう。
思案の枚数も常に悩みの種になっている。出来れば4枚入れたいのだが、カードパワーの面で最も弱いカードである事も確かで、このスロットをもっと他の実用的なカードにしたいとCTG使いなら誰しもが思う所だ。
そして残りの2~3枚だが、一般的に何らかのコントロール要素が入る事になる。
例えば炎渦竜巻を入れればアグロデッキに対するメイン勝率が大幅に上昇するし、ヴィダルケンの枷を入れれば同型相手に優位に立てる。
忘却の輪で各種爆弾カードを丸く対処するのも悪くないし、梅沢の十手を入れると言うのも無くはない。
しかし何を入れようと元々苦手なデッキに対する勝率が5割を超える事は無いので、どうせなら元から得意とするデッキに確実に勝てるようにした方が良いだろう。

4.サイドボード
サイドボードは大体下記の様になる。

4~5墓地対策
2~4青対策
0~3コンボ対策
2~4同型対策
3クローサの掌握

まず三枚のクローサの掌握は固定スロットと考えて問題無い。
4枚に増やすのは良いが、2枚以下に減らす事は絶対にしてはならない。
同型やランドスティルに限らず、レガシーには強力なエンチャント・アーティファクトを活用するデッキが掃いて捨てるほど存在し、それらへの対抗手段は必ず必要になる。
また最低4枚の墓地対策も必須だ。
他の対策カードと比べて墓地対策カードが多めなのはより序盤で必要になるからだ。
例えばクローサの掌握が初手にあっても邪魔に感じる事が多い。4~6ターン目辺りに引いてくれば十分間に合うので3枚でも良い訳だ。
しかし墓地対策が必要なデッキはどれも非常に速度の速いデッキなので、初手に来る確率を少しでも上げるために沢山入れるのが正しいのだ。
このように「何時必要になるか」でサイドボードの枚数を増減させると実際に使った時に非常にしっくりくるので、やった事の無い人は是非一度やってみる事をオススメする。
青対策は紅蓮破と赤霊破が鉄板だが、ジェイスでアドバンテージを取りに行くと言うのも悪くない。
コンボ対策はガドック・ティーグが鉄板だが、CTGは元々コンボ耐性が高いのでメタ的にコンボが多くない状況なら抜いてしまっても構わない。
逆にレガシー選手権のようにANTがうじゃうじゃいるメタゲームならば3枚ほど確保しておくとより確実に勝てるだろう。
同型対策は大抵の場合青対策とかぶる。しかもクローサの掌握もかぶる。なので余り意識してスロットを用意する事は無かったりする。


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