知っておくとプレリがちょこっとだけラクチンになるかもしれない、
そんな情報です。


これを読む前にまずはナモナモしつつルール入門を読みましょう。
http://mjmj.info/data/pri_lrw_j.html

ただし、当日はその場のヘッドジャッジ裁定に従って下さい
コレ宇宙の真理ネ

0:まず初めに
デッキケース
スリーブ(多めに)
ボールペン
ライフカウンター
ダイス・カウンター類
トークンとして使える物(カード状の物がベスト)
華麗に光る黄金の右腕

以上を必ず忘れないようにしましょう。

1:プレインズウォーカー(PW)
・対戦相手がPWをコントロールしている場合、対戦相手とPWのどちらに対して攻撃するのかを各クリーチャー毎に宣言して下さい。いざダメージをスタックに積む段になって「じゃあPWに4点」なんて言っても後の祭りです。

・呪文や能力によってプレイヤーにダメージが与えられる場合、その発生源のコントローラーはその呪文や能力が解決するに際し、プレイヤーにではなく、そのプレイヤーがコントロールするPWにダメージを移し変える事が出来ます。これは置換能力ですが、置換能力の相互作用には十分注意して下さい。複数の置換効果が1つのイベントに適用される場合、そのイベントが影響を与えるオブジェクトのコントローラーがどの順番で適用するかを決定します。具体例を挙げると、《治癒の軟膏/Healing Salve》で3点軽減シールドが張られている状態では、「《火葬/Incinerate》本体。んでPWに置換するんでプリベント無効ね」なんていうプレイングは出来ません。また、1つのイベントで与えられるダメージの一部のみを置換する事は出来ません。忠誠心1のPWを殺すために《黒焦げ/Char》をプレイした場合、残り3点をプレイヤーに、なんて事は出来ないので気をつけましょう。

・PWはカード右下に書かれている忠誠心分の忠誠カウンターが置かれた状態で場に出ます。場に存在しているPWの忠誠心はその上に置かれている忠誠カウンターの数であり、それ以外の領域に存在している場合はカードに書かれている忠誠心がそのまま適用されます。

2:部族
・古いカードの多くにはオラクル訂正が加えられるため再確認が必要となりますが、プレリリースに関しては余り関係無いでしょう。

3:多相
・多相はそのカードのクリーチャー・タイプを決定する特性定義能力です。

・多相と「すべてのクリーチャー・タイプを失う」「多相を失う」との相関関係は下記の通りです。直感的にやや不自然な所があるので、よく確認しておいた方がいいでしょう。

「すべてのクリーチャー・タイプを失う」は継続的効果4に該当し、「多相を失う」は継続的効果5に該当します。多相は特性定義能力であるために継続的効果より先に適用されるため、「全タイプ持つ」→「全タイプ失う」、「全タイプ持つ」→「多相を失う」と言う順番で適用される事になります。前者の場合は最終的に全てのクリーチャー・タイプを失い、後者の場合は全てのクリーチャー・タイプを持ったままになる訳ですね。

・《霧衣の究極体/Mistform Ultimus》の事はそっとしておいてあげましょう。ほっといてあげる優しさと言うのもあると思います。(´;ω;`)

4:激突
・激突において「引き分け」「敗北」は存在しません。必ず誰かが勝利するか、誰も勝利しないかのどちらかになります。殆どの場合、勝者は1人ですが、スプリットカードがめくれた時などは両者が勝者になる可能性があります。

・勢い余って相手のレスポンスを待たずにライブラリーをめくってしまわないように気をつけましょう。

・めくったカードをトップとボトムのどちらに置くかはAPNAP順で決定されます。

5:覇権
・覇権はリムーブするクリーチャーを対象に取りません。どのクリーチャーをリムーブするのかは覇権の解決時に決定します。

・覇権のCIP能力が解決する前に覇権クリーチャーが場を離れた場合、場を離れた時の能力が誘発しますが、それは何もしません。その後CIP能力が解決する訳ですが、すでに覇権持ちクリーチャーが場を離れていたとしても、そのコントローラーは依然として「クリーチャーをリムーブしない」事を選べます。その場合、すでに覇権クリーチャーは場を離れているため、「生け贄に捧げる」と言う部分が単純に無視される事になります。

6:想起
・想起を持つカードは場に出た時に誘発する誘発型能力を持っています。想起コストでカードをプレイした場合、想起によって誘発する「生け贄」能力と、そのカード自身が持つCIP能力のどちらを先にスタックに積むかはそのコントローラーが自由に決定出来ます。

・想起は呪文をプレイするタイミングを変更しません。

7:秘匿
・秘匿には「このカードはタップ状態で場に出る」と言う意味が含まれています。故に秘匿を持つカードは必ずタップ状態で場に出ます。

・秘匿によってリムーブされたカードをプレイする場合、それはカード・タイプによるプレイタイミングの制限を無視しますが、カード自体によるプレイタイミングの制限は無視しません。具体例としては、あなたは秘匿によってリムーブされた《神の怒り/Wrath of God》を相手のターン中にプレイする事が出来ますが、秘匿によってリムーブされた《種蒔き時/Seedtime》を相手のターン中にプレイする事は出来ません。これは「カードとルールが矛盾する場合、カードが優先される」「カード同士が矛盾する場合、「できない」は「できる」よりも優先される」と言う原則によるものです。(CR103.1 CR103.2)

コメント

nophoto
通りすがりの魔法使い
2007年9月26日15:54

ローウィンについて確認したいことがあるのですが、「多相」は、手札から公開する追加コスト(3マナ払う代わりの)や、土地の種族カード公開の際には、全て代用出来るのでしょうか?
全ての領域で全てのタイプを得ているようなので、「多相」持ちならばそれら種族に代用出来るのかどうか確認しておきたくて書き込みさせていただきました。

私では判断が付かなく、またそのような具体例がないようなので、よろしければお教えください。

それでは、失礼します。

ネタ蒔き
ネタ蒔き時
2007年9月26日16:35

>通りすがりの魔法使いさん
はい、どちらの場合でも問題なく代用出来ます。
多相は特性定義能力ですので、どの領域においてもそのカードの特性を定義します。そのため、多相を持つカードはどの領域においても常に全てのクリーチャー・タイプを持つこととなり、各種公開系カードのコストとして公開する事が可能になるわけです。

それにしても、多相クリーチャーが「上品なおば様」で無くなった事は痛恨の極みとしか言えません。

nophoto
通りすがりの魔法使い
2007年9月26日17:45

》「多相」
丁寧に回答してくださってありがとうございます。

これで、ボロスカラーを憂い無く使うことを考えられそうですw

》上品なおば様
…すみません、ちょっと解らなかったりしますw

今までの多相の戦士は、そんな感じのイラストだった…ということでしょうか?


とりあえず、ローウィンの謎が一つ解けたので、今週末のプレリ、または来月末からの構築戦を楽しもうと思います。

最後に、御回答ありがとうございました。

それでは、失礼します。

ネタ蒔き
ネタ蒔き時
2007年9月26日17:49

>通りすがりの魔法使いさん
お役に立てたようで何よりです。


「上品なおば様」と言うのはアングルードのクリーチャーが持つクリーチャー・タイプだったのですが、今回のクリーチャー・タイプ統廃合により失われてしまったんですよ。

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索