DCI認定トーナメント主催者のススメ
2007年2月7日コメント (2)■はじめに
この文章は私個人の経験を元に、私個人の考えを綴ったものです。実際にトーナメントを主催する際にはこの文章だけを鵜呑みにせず、その他の情報を総合的に考えた上で運営して下さい。
■主催者になるために必要な物
DCI認定トーナメントを主催するに当たって、DCI番号以外に特に必要となる資格はありません。18歳未満の方が主催者になる場合は保護者の承諾が必要となりますが、それ以外の方でしたら誰でも主催者になる事が可能です。
ですが、だからと言って誰でもすぐに主催者になれる訳ではありません。トーナメントを最初から最後まで正常に完了させると言う義務があるのですから、相応の責任が求められます。また、多くの場合は主催者がヘッドジャッジを兼ねるため、相応のルール知識が必要となります。これらの経験を積むためにも、自分で主催する前にまず身近なトーナメントで運営のお手伝いをさせてもらう事をお勧めします。くれぐれもぶっつけ本番で慌てる事の無いようにしましょう。
■主催者の仕事1 トーナメントの前に行う事
主催者が一番最初に行う仕事は会場の確保です。会場は主に公民館等の公共スペースとなるので、参加者には事前にその場所でのルールを周知徹底させておく必要があります。会場には定員が定められているため、スタッフ+参加者上限が定員以内で収まるような場所を選びましょう。
場所が決まったら次はDCIに大会開催の申請を行います。これには2つの方法がありますが、初めての場合はタカラトミーから申請するのが良いでしょう。もう一つの方法はDCIにTournament Organizerとして登録する事です。登録する事でオンライン上で直接申請が出来るようになるだけでなく、DCIRと言う非常に便利なトーナメント運営用ソフトを使う事も出来る様になります。ただし、Organizer登録をするためには試験をパスする必要がありますし、全ての作業を英語で行う必要があるため、大会運営に十分慣れてからにした方が良いでしょう。(私は最初の半年をタカラトミー経由で申請し、その後Organizer登録をしました。)
申請が完了したら次は告知です。ウェブ上には認定トーナメントのサイトが沢山ありますから、それらを参考に自分の大会用チラシを作りましょう。宣伝はウェブ上では勿論の事、近所のカードショップにもチラシを置かせてもらうと良いでしょう。とにかくプレイヤーの皆さんに大会の存在を知って貰わなくてはトーナメントに来て貰えませんので、告知は非常に重要な仕事です。
最後に、トーナメント当日に必要な物をそろえておきましょう。下記に私がAMCで使用している物を列挙しておきますので参考にして下さい。
・ノートパソコン(*)
・プリンター(*)
・印刷用紙(*)
・各種文房具(ボールペン、テープ、ホチキス、ハサミ)
・ストップウォッチ
・テーブルナンバー(*)
・お釣り用の小銭
・賞品
・新規発行用マナメンバーカード
・最新フロアルール、最新トーナメントルール、最新オラクル(**)
(*):DCIRを使用しない場合は不要。その場合は代わりにスコアシート(名前、DCI番号、各ラウンドの対戦相手と勝敗を書き込む紙)を用意しましょう。
(**):オラクルは膨大な量になるため、カード辞典等を上手に活用する事をお勧めします。
■主催者の仕事2 トーナメント当日
主催者は信用第一ですので、絶対に遅刻しないようにしましょう。会場設営があるので、受付開始1時間前には会場入りしておくと良いでしょう。他にスタッフがいる場合は、各自の仕事をよく確認し、スタッフ間で揉め事の起こらないようにしましょう。
詳しい運営方法については省略します。文章にしても理解するのは難しいですし、人によってやり方は色々あります。あなたが普段良く行くトーナメントを参考にした上で、自分が参加者だったらどんな運営をしてもらいたいのかを第一に考える事が大切です。
会場は公共の場ですので、くれぐれも騒音等の迷惑行為や設備の破損等の無いようにしましょう。撤収する際の後片付けも徹底して下さい。借りた時より綺麗な状態で返す事が基本です。
■主催者の仕事3 トーナメントの後に行う事
無事大会が終了したら、その結果をDCIに報告します。タカラトミー経由で申請をした場合は、タカラトミーから結果報告に関する指示が出ますので、それに従って下さい。結果報告が滞ればそれだけレーティングの変動が遅れる事になり、参加者からの信用を著しく失う事になります。迅速かつ正確に行う事を心がけましょう。
それと忘れてはいけないのがウェブ上での結果報告です。特に始めのうちは「大会に興味はあるが、とりあえず様子見をしている」と言う人が必ずいます。そう言った人達にアピールするためにも、ウェブ上での結果報告は必ず欠かさないようにしましょう。その際も無味乾燥な文章にせず、読み手が大会に行きたくなるような工夫をする事が大切です。定期開催する場合はこの時に次回の開催予定日等も告知しておくと良いでしょう。
■あとがき
以上で主催者については説明は終了です。思っていたよりも簡単だなと思った人も多いのではないでしょうか?たしかに主催者の仕事には責任も伴いますが、決して難しいものではありませんし、やりがいもあります。始めのうちは思うように参加者が集まらないとは思いますが、最初から参加してくれる人は潜在需要の1/2〜1/3程度の場合が多いです。つまり、その後の頑張り次第では参加者が2倍3倍と増えていく可能性もあるのです。この文章を読んで主催に興味を持ったあなた、ぜひチャレンジしてみましょう。きっとMTGの新しい魅力に出会えると思いますよ。(それに終了後の打ち上げは格別ですw)
この文章は私個人の経験を元に、私個人の考えを綴ったものです。実際にトーナメントを主催する際にはこの文章だけを鵜呑みにせず、その他の情報を総合的に考えた上で運営して下さい。
■主催者になるために必要な物
DCI認定トーナメントを主催するに当たって、DCI番号以外に特に必要となる資格はありません。18歳未満の方が主催者になる場合は保護者の承諾が必要となりますが、それ以外の方でしたら誰でも主催者になる事が可能です。
ですが、だからと言って誰でもすぐに主催者になれる訳ではありません。トーナメントを最初から最後まで正常に完了させると言う義務があるのですから、相応の責任が求められます。また、多くの場合は主催者がヘッドジャッジを兼ねるため、相応のルール知識が必要となります。これらの経験を積むためにも、自分で主催する前にまず身近なトーナメントで運営のお手伝いをさせてもらう事をお勧めします。くれぐれもぶっつけ本番で慌てる事の無いようにしましょう。
■主催者の仕事1 トーナメントの前に行う事
主催者が一番最初に行う仕事は会場の確保です。会場は主に公民館等の公共スペースとなるので、参加者には事前にその場所でのルールを周知徹底させておく必要があります。会場には定員が定められているため、スタッフ+参加者上限が定員以内で収まるような場所を選びましょう。
場所が決まったら次はDCIに大会開催の申請を行います。これには2つの方法がありますが、初めての場合はタカラトミーから申請するのが良いでしょう。もう一つの方法はDCIにTournament Organizerとして登録する事です。登録する事でオンライン上で直接申請が出来るようになるだけでなく、DCIRと言う非常に便利なトーナメント運営用ソフトを使う事も出来る様になります。ただし、Organizer登録をするためには試験をパスする必要がありますし、全ての作業を英語で行う必要があるため、大会運営に十分慣れてからにした方が良いでしょう。(私は最初の半年をタカラトミー経由で申請し、その後Organizer登録をしました。)
申請が完了したら次は告知です。ウェブ上には認定トーナメントのサイトが沢山ありますから、それらを参考に自分の大会用チラシを作りましょう。宣伝はウェブ上では勿論の事、近所のカードショップにもチラシを置かせてもらうと良いでしょう。とにかくプレイヤーの皆さんに大会の存在を知って貰わなくてはトーナメントに来て貰えませんので、告知は非常に重要な仕事です。
最後に、トーナメント当日に必要な物をそろえておきましょう。下記に私がAMCで使用している物を列挙しておきますので参考にして下さい。
・ノートパソコン(*)
・プリンター(*)
・印刷用紙(*)
・各種文房具(ボールペン、テープ、ホチキス、ハサミ)
・ストップウォッチ
・テーブルナンバー(*)
・お釣り用の小銭
・賞品
・新規発行用マナメンバーカード
・最新フロアルール、最新トーナメントルール、最新オラクル(**)
(*):DCIRを使用しない場合は不要。その場合は代わりにスコアシート(名前、DCI番号、各ラウンドの対戦相手と勝敗を書き込む紙)を用意しましょう。
(**):オラクルは膨大な量になるため、カード辞典等を上手に活用する事をお勧めします。
■主催者の仕事2 トーナメント当日
主催者は信用第一ですので、絶対に遅刻しないようにしましょう。会場設営があるので、受付開始1時間前には会場入りしておくと良いでしょう。他にスタッフがいる場合は、各自の仕事をよく確認し、スタッフ間で揉め事の起こらないようにしましょう。
詳しい運営方法については省略します。文章にしても理解するのは難しいですし、人によってやり方は色々あります。あなたが普段良く行くトーナメントを参考にした上で、自分が参加者だったらどんな運営をしてもらいたいのかを第一に考える事が大切です。
会場は公共の場ですので、くれぐれも騒音等の迷惑行為や設備の破損等の無いようにしましょう。撤収する際の後片付けも徹底して下さい。借りた時より綺麗な状態で返す事が基本です。
■主催者の仕事3 トーナメントの後に行う事
無事大会が終了したら、その結果をDCIに報告します。タカラトミー経由で申請をした場合は、タカラトミーから結果報告に関する指示が出ますので、それに従って下さい。結果報告が滞ればそれだけレーティングの変動が遅れる事になり、参加者からの信用を著しく失う事になります。迅速かつ正確に行う事を心がけましょう。
それと忘れてはいけないのがウェブ上での結果報告です。特に始めのうちは「大会に興味はあるが、とりあえず様子見をしている」と言う人が必ずいます。そう言った人達にアピールするためにも、ウェブ上での結果報告は必ず欠かさないようにしましょう。その際も無味乾燥な文章にせず、読み手が大会に行きたくなるような工夫をする事が大切です。定期開催する場合はこの時に次回の開催予定日等も告知しておくと良いでしょう。
■あとがき
以上で主催者については説明は終了です。思っていたよりも簡単だなと思った人も多いのではないでしょうか?たしかに主催者の仕事には責任も伴いますが、決して難しいものではありませんし、やりがいもあります。始めのうちは思うように参加者が集まらないとは思いますが、最初から参加してくれる人は潜在需要の1/2〜1/3程度の場合が多いです。つまり、その後の頑張り次第では参加者が2倍3倍と増えていく可能性もあるのです。この文章を読んで主催に興味を持ったあなた、ぜひチャレンジしてみましょう。きっとMTGの新しい魅力に出会えると思いますよ。(それに終了後の打ち上げは格別ですw)
コメント
私がいま考えているのは、平和で明るく、ひとが友好的に交流し合う未来社会です。
ここの所、私見が入るかも知れませんが、人々の生活がだんだん打ちあけた物になり、世界も少しずつ良いほうへと進んできているような気がいたします。
これから、多くの方々がよく学び、学校だけでなく、学校だけでは学べない経験や自分の人生の歴史(とくに良い思いで)をつみ、
日々最善のもっと大きな人生体験を積んでいけるよう考えております。多くの人々が幸せになっていけますように。
合掌